一口にガスといっても、プロパンガスと都市ガスは原料そのものが異なるので、供給法方法が違います。

プロパンガスは、その名の通りプロパンを主成分とするガスで、液化石油ガスとなります。都市ガスが、メタンを主成分とする天然ガスです。どちらも体積の小さい液体の状態で一度に大量に輸入し、基地のタンカーに貯蔵しています。プロパンガスは、ー42℃まで冷やすと液体になり、体積が250分の1まで小さくなります。また圧力をかけることで簡単に液化し体積が小さくなるため、その性質をいかして液体のまま各家庭へ配送されます。

実際に供給する場合には、ボンベに詰めて行き配送車が運びますが、トラックの後ろに並んだボンベを見ることがあると思われますが、これがプロパンガスになるのです。一方の都市ガスは、ー162℃に冷却することで液体になり、体積が600分の1まで小さくなります。これを工場のタンクに貯蔵しておき、気化・熱量調節したものを、導管ネットワークを通じて提供していきます。

供給方法がこのように違いがあるので、大規模な災害時の対応や再開にも違いがあります。プロパンガスは各家庭にあるボンベから供給するため、ガス機器の安全性が確認がとれれば使用してよいとされています。都市ガスは、一つのガス導管から複数の家庭に供給しているため、ガス導管の検査をする必要がでてきます。だいたい2000軒から3000軒程度の地域に分割されて復旧作業を行うことになるのです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *